東日本大震災に加えて原発事故から放射性物質の拡散による被害に苦しむなど、かってない過酷な復興への試練が与えられ、3年余を経過しました。
この間、行政・諸団体・市民によって除染や多方面にわたる復興活動が積極的に展開されてきました。
一方、長い避難生活や仮設住宅での生活、放射能の心配、将来の不安などから室内に閉じこもりがちとなり、ストレスを溜めやすい環境に身を置く方々も今なお少なくありません。
そういう環境が長く続いた結果、運動不足に陥り糖尿病やうつ病、肥満、高血圧などなど健康被害が無視できなくなっているといわれております。
これからも個人や社会の復興のため、ひとり一人が健康に留意し、たくましく生活を維持していくことが大切です。
南相馬除染研究所では、故?橋亨平前理事長(前原町中央産婦人科院長)の提唱により平成24年6月から“歩くは賢者のスポーツなり“をキャッチフレーズに「気分転換にオススメな散歩コース」を選定し、HPに公開してきました。(注1)
震災から4年を経過した今年は、コース更新のほか、除染やインフラ整備が完了していないために住民帰還が実現していない小高区ですが、一時立ち入りが実現している市街地における現在の放射線量はどの程度か?調査し掲載しました。測定ポイント周辺はほぼ類似の線量で安定していると推定できますので一時立ち入りや息抜きの散歩に参考にして下さい。
仮設住宅の多く存在する鹿島区についても散歩コースの紹介をしております。
(注1:故?橋亨平が提唱した平成24年6月文書)
上の地図の破線で囲んだ部分をクリックすると別ページで線量マップが表示されます。
破線の部分で右クリック「名前を付けてリンク先を保存」で保存することができます。
地図を表示した画面の中にプリンターのアイコンがありますのでA4サイズで印刷ができます。
※要AdobeReader